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12ピクセル漢字フォント

ATMEGA版データロガーだが、基本的なとこは大体出来て、図面入力とアートワークやらないと駄目なんだがー、多少気になってる部分をチョイチョイ作っていた。

データロガーではあまり使わないのだが、ファイル選択関係を実装していて、FatFSでは、小さいマイコンでも可能なような配慮が沢山あっていたれりつくせりだ。
ファイル選択はしなくても、ファイルサイズを観たりするくらいはあっても良い、そこで、ディレクトリーを移動したり、選択してファイルサイズを表示したり出来るように一通り作ったが、2バイトコードをどうするかが問題となっていて(データロガーが作るファイルは半角文字なので本来関係無いのだが)実験の過程では、2バイトコード(漢字など)はメッシュの箱として表示していた、だけど、あまりに見た目が悪いし文字化けしてるみたいで痛い、そこで、漢字の表示は出来ないものかとちょっと考えてみた。
※MP3のデコーダーを載せて音楽再生をする目的もある、その場合はどうしても漢字の表示は必須だ!
とりあえず、現状では、6×12ピクセルの半角文字を表示している、そこで12×12の漢字フォント(蕨12)をネットでゲットした。(他にも色々あるようだが、とりあえず・・)
次に、Shift-JISのコードページに並べるとどのくらいの容量になるのかBDFファイルを読み込むツールを作って検証した。
※Shift-JISは漢字コードを効率良く並べられ、コードからビットマップの位置を特定するのが簡単で良い。
容量は、「138キロ」、うーーんこれでは、1MBitsのEEPROMに入らない・・、秋月で売っているシリアルのEEPROMに収めようと思ったのだが無理がある。
でも折角ツールを作ったのだからと、漢字のビットマップファイルをSDカードに入れて、SDカードから読みながら表示させてみた。

結果は思ったより上々で、多少もたつくが、漢字の入ったファイル名を表示出来るようになった。

この「ファイラー」では、横128ピクセルより長くなるファイル名は自動でスクロールするようにしてあるが、スクロールを始めると、かなり重く、スピードが遅くなっている(処理落ち)そこで、キャッシュバッファを設けて速度を改善してみた。
これで、普通に表示出来ている。

自分はゲーム屋なので、ボタンを押した場合の反応とか、画面の切り替わりとか、その辺りのクイックな感じと操作性、画面の見栄えなどに比重を置いてる、まぁ見栄えは、グラフィックデータに凝ってると時間を浪費すると思うので、後から差し替えするつもりで、適当なのだが・・
画面は液晶でもゲームシステムと同じ同期式としてプログラムを作っている、画面の更新周期は33.3Hz(3/100Hz)で、必ずこのレートで全画面を更新している為、点滅や移動がこのフレームレートで毎回行われている。
・フレームバッファの内容を全て液晶に転送
・フレームバッファを全面クリア
・オブジェクトをフレームバッファに描画(各シーンタスク毎)
・時間同期
こんな順番で、グルグル動いている、液晶の反応が多少鈍い為、速い速度でオブジェクトを動かすとかすれるのだが・・

しかし、ファイラーのような構成で、この仕組みに当てはめると、ファイル名を保持しておくバッファなども必要になってしまう、そこで、ファイラーでは、フレームバッファの消去をやめて、ボタンが押されて状況に変化が起こったら画面を書きかえるようにした、その為、ファイル選択では、表示負荷により動作が遅くなっているが、まぁこれは仕方無い・・

それでもロングファイル名が表示出来るのはありがたい。

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以前にPNGファイルから液晶用のビットマップを作成するツールにBDFファイルの変換を組み込んだ。
今回、BDFファイルの読み込みでは、12×12ピクセル、JISコードとして機能する、コード体系が違う場合とか、ピクセルが違う場合はソースコードを修正する必要があるが、このツールのソースコードもアップしてある。

AVR とツールのソースなど

データロガーのケース

ATMEGA版データロガーだが、KiCADの評価はひとまず終えて(現在のバージョンで何とかなりそうだ)、ケースを完成させた、それに伴い回路も少し改造した。

いつも一品物を作る際に苦労するのがケース、市販されている大き目のケースに入れれば良いのだが、実際に使う事を考えると、それも少し痛い、今回のように基板を作る事を考えると、どんなふうにまとまるのか考えておかないと、基板のレイアウトや構成も定まらない。

最近、「低発砲塩ビ板」が結構使える事が判った、これは、アクリルサンデー株式会社が販売しているフォーレックス@と言う材料で、軽く、加工が簡単(カッターで切れる)なのが主な特徴、ただ、それなりに柔らかい(爪で強く押せば傷がつく)ので傷が付きやすく、剛性が求められるようなところには使えない。
それでも、構造を工夫すれば、ある程度は頑丈に作れるし、気軽に作れる点で、試作とかには非常に優れた材料だと思う。

今思えば、建築関係の人が、モデルを作る時とかに良く使っているのではと思う。

今回は3mm厚の板を、基板に合わせて、カットして専用接着剤で張り付け、ヤスリで加工した。

生板のサイズから効率良く切り出したのだが、横の長さが不足して、電池を入れるスペースが少なくなってしまい、単三電池は入らない事が判明し、急きょ、単四電池を入れる事にしたのだった・・・・・

※ボスに2.6mmのナットを埋め込んでいる。
※ボスが4か所だと、少し弱いので、急きょ横にネジを二か所追加してみた。
※角をヤスリで丸く仕上げた。
※液晶の穴は、同じ厚み(3mm)のアクリル板を加工、淵にフライスで「ツバ」を着け、段差をなくした。

かなりいきあたりばったりで、原寸合わせで図面も作っていないが、それなりな物が出来た感じ。

オープンソースのEDAツールKiCAD

データロガーのソフトの完成度が上がってくると、ハードも整理して、プリント基板製作の準備も進めなければならないー

以前(10年以上も昔)には、EDAツールとして、アドバンストスケマティックを使っていた、それに、数十万円の投資も行った事がある。
※オートルーターとしてNuroRoutoも導入していた。
現在OSがWindows7になり(OS-X)、以前に買ったこのツールも動作させる事が難しい(無理やりインストールしても動かない)、とはいえ、Windows2000(NT4.0)をインストしたマシンを起こして、それにインストして使うのもそれはそれで大変だし、このプロテルのツール、自分のバージョンはバグだらけで、不安定、かなり神経をすり減らす代物だった、今更高いお金を払ってバージョンアップする気もおきない(基板を作る仕事が減った事も要因)。

そこで、オープンソースとかフリーで使えるEDAのツールを色々試して評価していた。

google 先生に聞いた色々なリンクを巡り、日本語の説明や解説を読み、本家のページから最新版をダウンロードして、ちょこちょこ試してみたが・・・
なかなか「ベスト」な選択が見つからないでいた。

※プロテルで養ったワークフローを元に、以下のような目安をポイントとしていた。
(1)回路図(スケマティック)とPCB(基板のトラック編集)、部品管理などが一貫している事
(2)バックアノテーションが出来る事(PCBで追加したトラックなどを回路に反映させる機能)
※これは、まぁ無くても・・
(3)オートルーターがある事
※できれば・・
(4)ミリ系の部品とインチ系の部品を上手く扱える事
(5)基板の大きさに制限が無い事(少ない事)
(6)4層基板程度までは出来る事(6層とかならさらに良い)
(7)デザインルールチェックが出来る事
(8)ガーバーデータ(フォトプロッタの為の描画命令コード)、ネットリスト、部品リストなど、基板屋さんが受け付けてくれるデータを出せる事
(9)フリーで使える
(10)バグフィックスとバージョンアップに期待ができる

かなり要求があるが、今は、こんな要求に答えてくれるソフトが入手できる(良い時代だ)

結果としてKiCADがもっとも良い選択なのではと思った。

だけど、「先人」たちも熟慮したであろう「どれが一番良いの?」を、一応これからEDAを始める人への参照として、他のソフトの評価などを書き添えておきたい。(断っておきますが、詳細に調査したわけではなく、簡単な回路を作って、少しの時間だけソフトを使っての評価なので、必ずしも適切とは言えないかもしれない事を念頭において欲しいと思います、また、評価したバージョン(時期)も重要で、時間が経って機能が追加されたりすれば操作性は変わるので、評価もおのずと違って見えます)

(1) BSch3v 「水魚堂の回路図エディタ」
・回路を描くには、申し分ないアプリで、使い方を見なくても、マウスをつっいていれば使い方が何とか判るような感じ、メニューとかも日本語なのでとっつきやすい。
・PCBのエディターもあるようだが、使っていない(オートルーターとかは無いようだ)
・ネットリストは出るので、PCBだけは別ツールで行うのもパスとしては「アリ」かもしれない。
・Windows版が主流だが、移植版もあるようだ
・オープンソースでGPL

(2)EAGLE Light
・これはフリーでは無いが、大きさなど制限された「ライト」版をフリーで使えるもの、小規模なPCBしか作らないのであれば、これも選択枠としてはアリかもしれない、当然ライセンスを買って無制限バージョンを使う事もアリかもしれないが(数百ドル~、趣味のレベルでこのコストを払えるか疑問)・・
・さすがに、売っているだけはあり、大変良く作ってあり、機能も豊富で、これだけの機能があればかなり大きな物でも困る事は少ないと思える。
・EAGLE Light に慣れ、もっと大きな規模に移りたいと思った場合に、今までのノウハウを捨てて、別ソフトに移行するのか、無制限版を買うのかなど考えると、良く出来ていてもうかつに手を出さない方が良いと思える。(自分の考え)
・Lightで痛いのは回路図が「1枚」だけしか使えない点

(3)TinyCADFreePCB
・日本語の説明やメニューを日本語にするなど、多くのリンクがあり、日本では、かなり多くの人が使っている感じで、HowToも豊富な感じ
・ともにフリーで使え、制限もほぼ無いが、FreePCBにはオートルーターの機能は無い
・別々のソフトなので、「連携」は少し弱いかもしれない
・操作性もある程度スッキリしていて、違和感も少なく、少し慣れれば、問題なく使いこなせると思われる。
・Windows版、オープンソースでGPL

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そしてダークホースのKiCADなのだが・・・

日本語での解説も少なく、評価している記事も割と古い版の物だった、最初ダウンロードして起動してみたが、そもそも回路図エディターすら満足に使う事が出来なかった、それで、別のソフトの評価を行ったのだったが、全体の構成とか、機能など、捨てがたい魅力があり、再度挑戦。

「やはり、自分の最初の印象は間違った前提によるものだった」

回路図エディターで、負論理のラベルに「バー」が付けられないのがなぁとか、細かい部分でいきなり駄目だししたのだが、オープンソースでソースコードも公開されているので、気に入らなければ自分で作ればいいだけの話。
多国語対応で各国色々対応しているのだが、「日本語」リソースだけ無い?

自分の評価は「KiCad-2010-05-05-BZR2356-final」バージョンだが、(RC4だが、「KiCad-2011-01-25-BZR2754_RC4a」の版もある)
基本的な機能にアクセスするのが、「面倒」と思ったのだったが、このソフト、マウス+キーボードで両手で操作する事が前提のようだ、キーボードは機能ボタンとして働く(右ボタンでメニューを出してそれを選択する事でも出来るが・・)、それが理解できれば、かなり小気味よい操作性で、使いやすい!
部品ライブラリーの操作も、基本的な操作を覚えれば簡潔な事が判った。
※新規ライブラリーの作り方が少し独特で判らない部分であったが・・

この独特な操作性で、日本での評価が少ない(低い)のかもしれないが、考え方としてはむしろ「正統」なのだと思う、EDAは機能としては、複雑なので、機能ボタンを沢山用意して、回路図(又は部品、トラック)と機能ボタンとの間でマウスポインターを行き来するよりは、キーボードを機能ボタンとして働かせた方が断然使いやすい、ユーザーに機能とキーボードボタンの対比を覚えてもらうハードルがあるが、回転(R)、移動(M)など基本的なボタン操作だけでも覚えれば、もうそれでも十分な操作性でもある。

PCBにはオートプレース(まだ使い方が良く判らない部分がある)やオートルーターがありWEBベースのオートルーターの機能を呼び出す事も出来る(まだ試していない)し、部品とフットプリントのマネージメントを行う機能もあり、プロジェクトとして一貫した操作が出来るのが素晴らしい。

基板の3D表示(OpenGLを使う)も出来、機能満載である。

マルチプラットホーム、Linux版やOS-X版もあるようだ。(使っていないが・・)

これなら、ほぼ申し分ないと思う、これからもっと深く使って、順次評価も深くしていきたいが、とりあえず、これで出来そうな感じと印象を得た。
暇が出来たら、メニューを日本語化して、リソースを本家に送ってみたいと思う(英語のメールを書くハードルがあるけど・・)。
回路図で「バー(負論理の表記)」が付くようにするパッチも作りたい。

データロガー(ATMEGA1284P版)

先日、「秋月」でAVRの新製品がラインナップに追加された。(AVRの中では600円と高い部類だけど安い)
ATMEGA1284P がそれなのだが、一番のトピックは内蔵RAMが16KBもある点で、AVRで少し痛いとこが大分改善される。

以前にATMEGA64で作っていたデータロガーだけど、メモリーが少なすぎるのと(外部バスにメモリーを増設できるけど)、クロックが最大16MHzなので、途中でペンディングとなっていた、今回その時に作ったソースコードを生かして、作りなおして実験してみた。
クロックもこのデバイスは20MHzまでいけるので、19.6MHzを採用し、GPSデータの取得と100Hzでアナログ8チャンネルのデータ収集など基本的な部分の動作確認も出来た。


↑これも秋月で売っている液晶を使って、基板サイズをそれに合わせてあるのでそこそこコンパクトに仕上がった。

SH2 で作っているデータロガー、高機能なのだが、部品の入手性、コストなど考えると、今回の仕様でもまぁ十分ではある。
もうすぐモータースポーツのシーズンも始まるしで、とりあえず廉価版を早急に仕上げる事とした、安く作れるので、他にも利用用途が沢山ある。

GPSはSUP500Fを別途モジュールとしている、本来は、本体に取り付けても良いのだが、本体の取り付け位置によっては、良好な衛星の受信状態を維持出来ない可能性もある為、あえて外部モジュールとした。

※CR2032をバックアップ用電池として使っているが、実験してみると、もの凄く急速に電池が減るので実用性は無い・・
※SUP500Fはバックアップ電圧を加えないと動作しないようだ・・
※SUP500Fには1PPS出力があるのでLEDを付けたが、ほとんど電流を取れないのでバッファを付ける必要があるようだ、トランジスタも駆動出来なかった。

ATMEGA1284Pはメモリーもそれなりにあり、高速で良いのだが、ポートが少ないのが痛い、デコーダーを追加したり、色々工夫が必要。

後、やっぱり、メモリー空間が、RAM領域とROM領域が別になっていて、アクセスに気を使わないとならないのは多少痛い。
最近のフレームワークではChaN氏のFatFSを利用させてもらっている、毎度の事だが、このパッケージは凄く完成度が高く、高性能で移植性に富んでいる、この場を借りてお礼を言いたい、「ありがとう御座います~」便利に使わせてもらっています。

楽曲のリンクなど(その4)

ボーカロイドの曲は、既に天文学的な数にのぼっていると言っても過言では無いかもしれない、1万曲としても全部聴くには一月はかかる。
ニコニコ動画で再生数の多い曲を選んで聴いても良いけど、まだ多くの人に認知されていなくても好きになれる楽曲は沢山あるのだろう。

楽曲のリンクは一度に5曲程度を紹介しているけどー、自分の嗜好によるとこが大きいので、好みは分かれると思う、既に再生数が多く、
有名となった楽曲で、今更感がある場合もあるけど、自分としては「出会い」による発掘を重要視している為、最先端で聴いている人とは
時系列が異なる場合もある。

(1)パズル

初音ミクオリジナル曲「パズル」

初音ミク Wiki - パズル

叙情的な詞と楽曲、ギターの生音、初音ミクの声に意外と合っている(調音も素晴らしい)、PVのビジュアルも詞の世界にマッチしていて良い。

(2)チョコレート・トレイン

この曲、最初は「タイツォン × absorb」で知った、オリジナルは「初音ミク」だった。

「チョコレート・トレイン」を歌ってみました。by タイツォン × absorb
Chocolate Train【チョコレート トレイン】- Hatsune Miku【初音ミク】

Chocolate Train【チョコレート トレイン】- Hatsune Miku【初音ミク】PV
↑チョコレートトレインの楽曲にPVを付けたバージョン、PVの制作は「オサレP」さんです、これも出会いの妙と言うか、典型的なフェーズによる合作、凄い!

創造の動機が、商業ラインと違って、「楽曲が気に入った」をトリガーとして、作られている、もちろんプロが仕事としてやっても、楽曲の雰囲気を引き出す
事は当然としても、「趣味」でも高いレベルで作品としてまとめあげる事が出来る好例だと思う、オサレPさんのオリジナリティーと楽曲が強調していて調和
しているとこがまた良い。

初音ミク Wiki - チョコレート・トレイン

初音ミク Wiki - オサレP

(3)1/6

【初音ミク】1/6【オリジナル】

まさに初音ミクならではの楽曲と思える、カワイイ唄い方が全面に出ていて、「らしい」が「好感」な感じ。

初音ミク Wiki - 1/6

(4)炉心融解

【鏡音リン】炉心融解【オリジナル】 / Rin Kagamine - Meltdown

「詞」が思いっきりアートしている問題作、ボーカロイドの中でも「鏡音リン」は一筋縄では唄わない(調音が難しい)感覚がある、その為、一度聴いた
くらいだと、詞の持つ意味(一般論として難解な詞)がダイレクトに来ない、何回か聴くとジワジワと考えさせるような感じ、でも楽曲が凄くクールなので
また聴いてしまう、この辺り、「P」の術中にはまってしまっているのかもしれないが、快く受け入れよう~

ミクの日感謝祭 / Miku 39's Giving Day HD - 30.炉心融解

初音ミク Wiki - 炉心融解

(5)カラレス

初音ミク - カラレス

初音ミク Wiki - カラレス

この曲もPVと楽曲の妙が発揮されているコンポーネント、このような完成度のコンポーネントが沢山あるのは本当に素晴らしい。

メディアプレイヤー(12月22日版)

Jコミで「らぶひな」が全巻がPDF形式で無償公開された。
PDFにはCMページとリンクが入っており、そのページ(リンク)をクリックする事で、CMのURLへジャンプするようになっている。

自分の「本プレイヤー」(ブックリーダー)は、「自炊」ファイルが対象なので、PDFを直接読む事は出来ない、それで、実験的にPDFからJPEG画像を取り出して、アーカイブしたものの、結構、面倒で時間がかかる作業だと判った、まず、画像の解像度(DPI)を指定しなければならないが、大きすぎても小さすぎても駄目な為、適当なDPI値を探る必要がある点、一番問題なのは、リンクが無くなる事で、CMへのリダイレクトが無くなり、「無償公開」の「意義」が損なわれる点。
これは、問題だ!、そこで、オープンソースのPDFリーダーを探していた、いくつかあるようだが、多少の情報収集から、SumatraPDFが良さそうと思い、早速自分のシステムに取り込んでみた。

「SumatraPDF」はC言語で書かれていて、フォントの描画はFreetype2、それに、JPEG、Jpeg2000、big2dec、PNG、Z-lib などオープンソースのライブラリーを使って構築されている。

それに先立ち、cygwin 上に新しく追加された mingw のクロスコンパイラ環境をインストールした。
以前は、gcc3 では、Windowsのコンパイル用に、「-mno-cygwin」オプションを使っていたが、新しい gcc4 系では仕様が変り「-mno-cygwin」が廃止された為コンパイル出来なかったのだが、クロスコンパイル環境を別途インストールしてWindowsのプログラムをコンパイル出来るようになった為、ようやく最新のコンパイラでWindowsのコンパイルも出来るようになった。

次に、自分のシステムに無いものとして、Jpeg2000、big2decなどがある為、まず、そこからライブラリーの作成組み込みを行った、ソースコードを取得して、mingw クロスコンパイラを使って各ソースをコンパイル、ライブラリーを作成した。

次にSumatraPDF本体を取得して、ライブラリーをコンパイル、mingw用に多少手直ししたが、これもなんとか上手く出来あがった。

次に、「apps」にあるアプリケーションのソースコードを頼りに、C++のラッパーを作成し、ブックリーダーのコア部分「pager」クラスに組み込んでみて、レンダリングさせてみたが、とりあえず動作しているようだ、一般的なPDFも食わせてみたが、フォントの描画がイマイチおかしい部分はあるものの、普通に描画できる(素晴らしい!)

後はリンクなどの処理を加えれば良い感じだけど、これは、まだ考え中で開発中。
※GUIは、基本、今までのようにしておき、そこにリンク部分を追加したい。

で、最新版をアーカイブに入れた。
コンパイル済みライブラリーやヘッダーファイルも「mingw」のアーカイブに入れておく。

メディアプレイヤー

コツコツ作ってる「メディアプレイヤー」、地味にバージョンアップしている、最近のトピックは、プリファレンス(レジストリー)に対応した点、アプリケーションが終了する際に色々な状態を記憶しておくもの、当然、マルチプラットホームなので、独自に実装してある。
テキストファイルで出して、起動時読み込むだけなんだけどね・・
でも、色々と面倒だったー(難しくは無いけど、キーワードを加工したり、細かいテキスト処理を含んでいる為、面倒だったのだけど・・・

それはそれとして、少しづつアップグレードしていますので、もし、使っている人がいれば、最新版を取得して下さい。
※使ってみて、問題があればバグレポートをtwitterのアカウントにでも送って下さい。

それはそれとして、google 先生で、「Open Media Player」を検索したら、ヒットしてました、既に「名前」が使われてます・・・
うーーーん、自分のアプリは、そんな名前にしようと思ってたのに、残念です・・・
何か、ビビットな名前を考えないと駄目ですね・・・

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先日、シャープより、ガラパゴスが発表されましたー
※iPadにはSDカードのインターフェースが無く、別売りのSDカードインターフェースを使って、静止画は読み込めるものの、動画や音楽を入れて食わす事が出来ない為、ガッカリ、買う気が起りません・・・
無線経由でWEBからダウンロードして読み込ませる事は出来るようですが(アプリが対応していれば)・・

そんなこんなで、多少、ガラパゴスには期待もしていたのでしたーー
ところがー、「メディアタブレット」と唄っておきながら、AV Watchの記事によると、「なお、microSDカードに収めた音楽や動画を再生する機能は備えていない。」となってます!
えーーーーーーーーーーーー、うそーーーーーーーーーーーーー、ありえないでしょーーーーーー!!!!!!
それ、「メディアタブレット」って言えないから・・

うーーん、XMDFに埋め込まれた動画などは再生出来るので、なんらかの大人の事情が炸裂したのかもしれないけどー、あまりにもひどすぎる、使う人の利便性を完全に無視して、自分たちの利益を守る事を最優先にしたこの態度は絶対に許せません。
X68000の頃からシャープは好きなメーカーだったのに、残念でたまらない。
まぁ、どうせこんな中途半端な端末は使い方が限定されて、多くの人には見向きもされないでしょうから、いいんですけどねー

やっぱ、Androide の端末にしか活路は無いのかもー

クリエイティブから良さそうなのが出ますねぇー、値段もそれなりだし、少なくとも、ガラパゴスよりは100万倍良さそうなので、買ってみたい気もするけどー

楽曲のリンクなど(その3)

先日、ボーカロイドの危険性を言っていた人がいた、「ボーカロイドが進化すると、歌手としての商売が成り立たなくなる」まぁ、そんなような話だったー、しかし、自分の感覚では、そうはならないと思っている、やはり、どんなにエンジニアリングが進化しても、「人間」の良さは技術を超えた違ったベクトルの上にあり、住み分けが出来ると思っている。
ただ、技術的、精神的に未熟な歌い手では、ボーカロイドと勝負する事はできない、そんなところまでは意外と簡単に進んでしまうように思う、この流れは非常に速く、もはや止める事は出来ない。
「歌」で勝負できなくても、人間には生身の体があるのだから、別のやり方もあるし、そんなに危機感は感じない、歌う事が好きで、アーティストとして大成しようとすれば、必要な技術と個性は、降りてくるものだと思う。

最近の現代音楽(笑)、J-POPでは、昔のフォークや、歌謡曲のような曲を生み出せない、それは技術的なものではなくビジネスや、大人の事情と言ったアートとは相いれないものによる制限により、良い物であっても市場では受け入れてもらえない。
しかし、ボーカロイドの曲には、まさにそんな曲で素晴らしい物が沢山ある、古くても(クラシック的)良い物は良いのであって、芸術性に変わりはない。

(1)*ハロー、プラネット。
先日、プログラマーの知り合いから、紹介された曲から~
最初はファミコン音源風の元気な曲なのかなと思ったけど、良く良く聴くと、歌詞や世界感が凄く深くて丁寧に抜かりなく創作してある。
このような高品質な曲が聴ける環境と、創作者に大いなる感謝をしなければいけないなぁと切実に思う。

【初音ミクオリジナル曲】*ハロー、プラネット。【ドットPV付き】
↑これは、ドット絵をモチーフにしたPV版

【Miku Hatsune Animation PV】 *Hello, Planet
↑こちらは、絵本的ビジュアルのPV版

どちらのアニメーションも素晴らしく良く出来ている、曲の最後には「せつない」気持ちになる、アートしているなぁー。
この作品は、「ささくれP」さんによるもので、他にも優れた曲をいくつも発表している。

(2)桜の雨
ボーカロイドが歌う曲がネットで話題となり、起爆剤となって、CDが売れたり、メジャーデビューするパターンは、既に確立していると言えるかも、これもそんな曲の一つ、初音ミクは「器」に過ぎない、「曲」と「詞」が良いから、注目されるのであって、単に初音ミク好きのフリークだけでヒットが生まれている訳では無い。

卒業シーズンには、学生に歌われる事も多いようで、ちょっと特殊な広がりを魅せた楽曲

桜ノ雨 - Wikipedia

歌詞付き 初音ミク 桜ノ雨 PV

(3)時代【Hatsune miku darkβdemo】
「初音ミク」が売れた為に、ソフトを開発する側にも色々な展開が出来るようになった、非常に喜ばしい事だと思う。
「初音ミク」の歌声は、キャラクターのビジュアルイメージにフォーカスさせて中の人(クリプトンフューチャーメディアと藤田咲さん)が創りだしたものだけど、明るくて可愛らしい歌声ゆえに制限もある、その壁を壊し、幅を広げる試みとして、もっと曲や詞のイメージに寄った歌い方が出来るように、別の音色をリリースした。

この曲は、ご存知「中島みゆき」さんの「時代」をカバーしたもので、声質と曲のイメージが上手く寄り添っていて、調音も素晴らしく良くできている、人間らしい、適切なブレスも芸が細かく、生音のアコギ1本で聴かせるのもシンプルで好感が持てる。

【祝2周年】初音ミク/時代【Hatsune miku darkβdemo】

(4)えれくとりっく・えんじぇぅ
ボーカロイドの気持ちをボーカロイドの視点で綴った作品、他にもそんなパースの楽曲は色々あるけど、その中でもこの楽曲は「距離感が丁度良くバランスが良い」そんな印象を受ける。

【初音ミク】「えれくとりっく・えんじぇぅ」PV ディレクターズカット版

【MMD】 ミクの日感謝祭 えれくとりっく・えんじぇぅ 初音ミク LIVE HD
↑このダンスパフォーマンス凄く可愛い!

初音ミク Wiki - えれくとりっく・えんじぇぅ

(5)星空に願いを込めて -Good Night
初音ミクの歌声とボーカロイドの性質は、特に高いオクターブでその良さを発揮するように思う、この曲も澄んだ高い声を上手く引き出して、「詞」の世界感と楽曲の良さでしっとりと聴かせている。

初音ミク オリジナル曲『星空に願いを込めて -Good Night』再修正版

初音ミク Wiki - 星空に願いを込めて ~Good Night

LEDライト(その2)

以前、ライコランドのセールにて、先着でLEDライトが貰えるキャンペーンがあった、その時はチェーングリスかなんかを買ったら最後の1個ギリギリでゲットした。
早速、中身を確かめてみると、単4電池3本仕様で、5mmの白色LEDが9個付いている。

自分的には、使い捨て電池を買いたくないので、エネループで使いたい、しかし・・・

そもそも、白色LEDに電池3本を直列に繋ぐ事自体、かなり無理な仕様で、LEDに流れる電流は、電池の電圧によって大きく変化してしまい、電池が新しい場合は定格を超えて電流が流れて、LEDを痛めてしまう。

そこで、改造(改善)、電池ボックスは、単4、3本仕様なので、エネループの単4を2本仕様として、空いた1本分のスペースにLEDドライバーを組み込む。
以前に沢山買ったリニアテクノロジーのLTC3490を使い、点滅用のマイコンも仕込んでみた。
※問題は、点滅モード切り替えをどうするかだ・・・(これは今後の課題)
※中にホール素子を入れて、外からマグネットで制御するのが良さそうかな

5mmのLED9灯なので、350mAでは流れすぎる、LTC3490は凄く良く出来ていて、「CTRL/SHDN」端子の電圧を制御する事で、電流を制御出来る、今回は、電源電圧を半分(1M+1M)にして、150mA(計算値)とした。

ドライバー回路を組み込んだ事で、グランドを別に取る必要があり、色々考えた末に、電池ボックスの後ろに銅版を曲げて、接続端子を設けた、クッションの付いた両面テープで張ってあるので、その微妙なクッションで、ケースに接触出来ている。

メディアプレイヤー(11月21日版)

を、また少しプログラムを更新しました。

ソースコードと実行バイナリー

一応、「メディアプレイヤー」とは何?、って人もいるので、少し説明するとーー
・OpenGL、OpenAL、POSIX 系など機種依存性が低いAPIを使い、マルチプラットホームを目指した、ソフトウェアー
・「音楽」プレイヤーでは、MP3、WAVの再生が可能(今後増やしていく予定)
※TAG に含まれた、画像をジャケットとして表示し、曲名、アーティスト名などを表示
・「本」プレイヤーでは、ZIPでアーカイブした画像ファイルの閲覧が可能
※bmp、png、jpeg
※俗に「自炊」したファイルのビューアーに適するような構成としている
・「画像」、「動画」プレイヤーは実装中で研究中・・・
・機能追加、実験、の最中なので、機能的に不十分な点や不具合は多い(現在は、プレビュー、ベータバージョンとする)
・当初は、車にPCを積んで、その再生用として、また、研究用として実装を始めた為、一般のWindowsアプリなどとは、操作、GUI に対する考えが異なり、独自の操作系と見た目をしている
・描画は、全てOpenGLで行っており、その機能依存な部分があるので、古いPCや、ネットブックなどOpenGLなどの描画性能が低いPCでは正常に動作しない場合があると思われる。
※ダブルバッファ、フルカラーで、ある程度の描画を行った場合に、60フレーム以上の描画能力が出せるビデオカードとCPU能力が必要
・試してはいないが、タッチパネルの操作を考慮した操作系としている。
※シングルタッチ仕様、(マウスでは、左クリックのみ使用)
・オープンソースにするつもり
・iPhone、iPad、Androide 版を作るつもり(こちらは有料にする予定)
・いくつかの、オープンソースライブラリーを使っている。
・基本的にC++を使って実装されている
・開発はcygwinを使い、gcc(g++)を使っている
・仮のビジュアル(ボタンやスライダーのビジュアル)

など、など、現状まだ完成度は低いけど、使ってみたい方は試してみて下さい。
※ソースコードは、OpenGLを使った、ゲームのフレームワークなどの研究用、実験用として参考になるかと思います。

操作方法:
(1) ホーム画面

・「音楽」、「本」、「画像」、「動画」ボタンのいずれかを選択

(2) 「音楽」プレイヤー

・左下のボタン ---> ファイル選択ボタン
・スライダー ---> マスターボリューム
・中央左ボタン ---> 前曲
・中央ボタン ---> プレイ、ポーズ
・中央右ボタン ---> 次曲
・右下ボタン ---> ホームに戻る

(3) 「本」プレイヤー

・左下のボタン ---> ファイル選択ボタン
・中央左ボタン ---> 次ページ(左カーソルキー)
・中央右ボタン ---> 前ページ(右カーソルキー)
・右下ボタン ---> ホームに戻る
※ボタン類(GUI)は、マウスカーソルをGUIの領域から出して、5秒程で隠れる、マウスカーソルをGUI領域に入れると再び現れる
※画面の中心から左半分をクリックすると、「次ページ」、右半分をクリックすると、「前ページ」

(4) 「画像」プレイヤー
作業中・・・

(5) 「動画」プレイヤー
作業中・・・