「気になった事を・・・」カテゴリーアーカイブ

日常、気になった事、どうでもよい話題などをつぶやく。

MacBook Pro を買う

以前に、Mac Mini を購入して、iPhone のソフトでも作ろうと思い色々やっていたけど、ある程度「俺俺フレームワーク」が動くようになってからは、Windows 環境に移って、放置していた。

ノートPCを新規に購入する時も、MacAir13 とかで悩んだけど、画面の解像度が低いのと、ビデオデバイスが、インテル内蔵でショボイので、敬遠して、NVIDIA のビデオデバイス内蔵で、薄くて軽い、ASUSのUltraBookを購入した。

知り合いに、「今時、Windows」などと言われて、「Mac が一番だと思ってるやつ」の心の狭さに、引いたー。

そんで、最近、仕事で Android のソフト開発をするようになったんだけど、Windows では、開発出来ない状況を経験だった、(みんな Mac を使っていた)。
これは、NDKで開発しているのだけど、C++ のソース数が異常に多くて(350ファイルくらいある)、Windows(cygwin) では、コマンドラインで受け付けるバッファがオーバーフローしてしまい、リンク出来ない。
※情けないぞ!

仕方無いので会社では Mac を使っていたが、たまたま、Mac のホームページを観にいったら、最近出た、インテルの新しい CPU を使い、Retina ディスプレイで、光学ドライブが無く、薄型で、軽い(1.57キロ)「MacBook Pro」が目に止まり、興味をそそられた。
会社で使っているのも Mac なので、ビデオデバイスが、インテルでショボイけど、ここらで、MacBook も欲しいなぁーと思い、ポチってしまった!
メモリーは、折角だから 16GB とかにしておいたが、かなりの高額な物になってしまったが仕方無い・・・

買って使ってみると、思いの他快適な事に少し驚いたが、何もかも Mac で完結する訳でも無いので、悪くは無いよねーって、少し強がってみる〜www

そんで良かったと思う事などー

・タッチパッドの操作性が凄く良い!
※UltraBook も少し見習うべき!
※このくらい操作性が良いと、普通の操作ではマウスは必要無いなぁー

・電池が凄く持つ!
※これは新しいインテルの CPU も貢献しているのかも。

・電池で動作させていても、電源を繋いでいる時とあまり変わらない操作性。
※よく出来ている〜

・基本 unix なんで、MinGW とかから違和感無く使え、ターミナル上で、emacs も普通に動く。

駄目なとこは・・・

・Windows にあって Mac に無いフリーソフトが結構あって、多少辛いとこもある。

・やはりシングルボタン系では厳しい場面がある。

・値段が少し高い。
※確かに、細かい部分の作り込みなど、非常に良く考えられていて、素晴らしい完成度なのだが、UltraBook とかの同列機から考えると、2割くらい割高だから、当たり前とも言えるか・・・

・ビデオデバイスが選べず、インテル内蔵のショボイまんま
※これは全体の構成を考えると、仕方無い部分もある、セカンダリーのデバイスを乗せると、電気も食うし、色々と考えなければならない事が多くある、セカンダリーのビデオデバイスを必要とする人も凄く少ないから、まぁしょうがないな・・・

そんなこんなで、結構快適に使ってますーwww

MacBook Pro 13 retina

次は、Windows で作っていた、「俺俺フレームワーク」を Mac に対応したので、次のブログで紹介したいと思います。

PCオーディオ(その2)

さて、部品が揃ったので早速組み立てです。

今度は、以前の失敗で懲りて、全部ソケットを使います、「直」に載せると、余分な工程が無くて、作業が速いのですが、前回のように壊すと、どうする事もできずに、作り直しですww
ソケットを使った事で、ソケットと変換基板下のスペースを有効活用できます。

とりあえず、丁度良い大きさのユニバーサル基板があったので、それにPCM2704を標準的な回路で組んで、PCに接続して、認識する事を確認しました。
※オーディオを再生させて、信号が正常な事をオシロスコープで確認しました。

次に、CS8416関係ですが、SSOPでも幅が狭くて、秋月の変換基板ではパッドの部分が不足していたのでダイセン電子の変換基板を使います、ただ、この基板の横幅は、600ミルでは無く、通常の28PINソケットが使えません。
一般的なソケットでは無く、ヘッダーピンにしたので、基板下のスペースをさらに有効に使えます、PLLのフィルターは、このスペースに配置しました。

・オーディオマニアが陥る霊感商法
USB に繋いだオーディオ機器は音が悪いとされます、それを改善する為、1本数万円の高価なケーブル(霊感商法と何ら変わらないと思います)まで売っています、確かに、電源ラインには、PCで発生したスイッチングノイズが乗っており、これらが音質に与える影響はあるかと思いますし、USB一口では、500mAの電流しか取れませんから、別に電源を取りたいと考えるのでしょうが、設計してみると、ヘッドホンアンプと、USBデバイス、D/Aなど諸々で、500mAあれば十分ですし、可聴範囲のノイズは聞こえない程度に取り除けば良い事です。
USB の信号は差動のデジタル信号で通信を行なっており、ケーブルの品質がある程度あれば、値段の差による音の違いは無いと思われます、ブラインドテストをすれば、ハッキリすると思いますが、数万円のケーブルと、ダイソーで買える100円のケーブルに何の違いもありません、デジタルデータは、価格の大小に関係無く、完璧に転送できますし、USBオーディオの仕様や仕組み、その他必要な知識も無い人が、ジッタの影響とか、欠損するデジタルデータとか、論理的裏付けの無い技術論は滑稽で仕方ありませんww
数万円のケーブルは抵抗が低くて、100円で売っているケーブルより優れていますが、何十メートルも伸ばす訳ではありませんし、デジタルデータは差動信号による半二重のパケット通信です、デジタルデータは欠損無く通信できますし、エラーコレクションもありますからデジタルデータの欠損は通常ありません、もしあるようなら、USBのクライアントとして認識できなくなります。
影響を与えるのは電源ラインだけですが、それも、500mA程度ですから、ある程度のゲージを使った銅線であれば問題無いレベルです。

しかしながら、それでも、人知の及ばない何かが作用して、月の満ち欠けだとか、微弱な電磁波とか、何か影響’を与えるかもしれませんが、「ダブルブラインドテスト」でもやって、それで80%以上の確からしさでも常にマークしない限り、そんな戯言を信用する訳にはいきません。

USB_AUDIO

・OP-AMPの電源は、+-12VのDC/DCを使っています。
・ヘッドホンアンプには、+-5VのDC/DCを使っています。
・DACには、低損失の5Vレギュレーター
※USBの電源は、通常5.2V程度ありますので、三端子レギュレーターで5V、及びロジック用などに3.3Vを生成しています、高周波のノイズを落とす為にフェライトビーズを入れています。
・とりあえずの実験用なので、とりあえず、ボリューム用二連の10Kを使っていますが、最終的にはデジタルボリュームに変えたいと思います。

さて、ネットにある色々な回路を観ると、多くの方が、非常に大きなコンデンサー(オーディオ用)を電源に入れていますが、果たしてそんな大きな容量が必要でしょうか?
※低ESRのコンデンサーは効果があると思います。

例えば、よく使う三端子レギュレーターは、入力側に0.1uF、出力側に10uF程度入れれば、十分なレギュレーションが得られるように設計されています、もちろん流れる電流のダイナミックレンジにより発生するリップルは変化しますが・・・
また、OP-AMPは電源の変動を出力に出さない為の工夫が色々施されていますから、多少のリップルが乗った場合でも、それが出力に現れる事は少ないのですから、大きなコンデンサを入れる意味はあまり無いと思います。

視聴しながら、テストする場合でも、大きな容量を入れた場合と、標準的な容量(データシート推奨の容量)を入れた場合で、ブラインドテストを行い、85%位以上の人が検知出来ないのなら、標準の容量で十分なハズです。
自分でテストするのでは、客観性に欠けますし、精神状態が変われば、結果も変わりかねません。
明らかに違う場合は別ですが、それは、何か根本的に間違っているとしか思えません。

測定器を使って、「大きな容量のコンデンサを入れるとリップルが少なくなる」と言う人もいますが、多分検知できる程のレベルでは無いと思います。

よって、コンデンサーの容量は、適切な値にする事が最も適切で、最大の効果を得る早道だと考えます。

今回の試作では、電解コンデンサーは低ESR品の100uFが二個で、残りは0.1uF~47uFの積層セラミックコンデンサーです。
ボーカロイドからクラシック、ロック、J-POPなど色々なジャンルの音を出してみましたが、現状でも十分な感じがしますが、これから、一応、測定を行い、それにより改修を行う必要はあります。
まぁ、測定を始める以前に音がまともでなかったら無駄ですからー

回路図に起こすのはこれからですーー

PCオーディオ(その1)

最近、自宅を離れ、渋谷に通って仕事をしていますがー、そこで支給されているPC、DELL製のそこそこ高速なヤツです。
※Corei7の2.8GHzとか

作業は共同作業なのですが、周りの雑音を聞きたく無い時は、イヤホンで音楽を聞きます、iPhoneから聞いても良いのですがー、気晴らしに観るYouTubeとかニコニコの動画はPCで観るので、差し直すのはメンドイしでPCで音楽も聞きたいのですがー、「音」が最悪ですー、DELLに限らず、メーカー製のPCでも、フロントパネルに出ているイヤホンジャック、かなり劣悪の品質と言わざるをえません、PCの電源ノイズがモロに乗っているし、長時間の視聴には耐え難いものがあります。

ならば、USBのオーディオインターフェースでヘッドホンアンプ付属の適当なやつをと思ったのですがー、安いやつは、チープな音しか出ないし、コンパクトで、高音質なやつは値段も高いと言う事で、色々考えているうちに、「自分で作ればいいんじゃね?」
と言う、いつものパターンに突入しましたww

丁度、秋月で、TI製のUSBオーディオインターフェース(PCM2704)を売りだしたので、1個買っていそいそと試作してみましたー

PCM2704は、ヘッドホンを鳴らす為のアンプも内蔵しており、このチップだけで、ヘッドホン出力が提供出来るものです、しかし、内蔵アンプは単一電源で動作する、簡易的な物で、音も期待するまでもなく、それなりの音しか出ませんし、出力も小さく、とても、自分が要求するようなレベルの物では無い事が直ぐに判りましたー
色々回路をいじっているうちに、誤配線をしてしまい、あっとゆーまに燃やして、お亡くなりになりましたー、半導体独特の燃えた匂いを嗅いだ時は、何ともいえない、気分です・・・・・・
※虚しいやら、ムカツクやら

PCM2704 試作
PCM2704 試作

※使える部品は再利用の為取り外している

最初は、1000円くらいで、そこそこ納得のいく音が出ればイイくらいに思ってましたがー、「自分のミスによる大きな損失」が次のやつを「ちゃんと」作るモチベーションに変わりましたー

そこで、ネットを探してみると、DAI(デジタルオーディオインターフェース)、D/Aコンバーターの製作例は多くて、みなさんハンパ無い投資をしている人もいますww
自分は、「まともな音」が聞ければ良いので、自分の考える範囲で、部品をセレクトして、発注してしまいました。

PCM2704(TEXAS INSTRUMENTS)
※USBからオーディオデータを取り出すのは、とりあえず、この石です、最大48KHz16ビットと最低限のものですがー、探しても、市販されているデバイスで、入手可能な物は、ほとんど無く、とりあえず、このデバイスで「良し」としました。
TENOR社にTE7022Lと言うデバイスがあり、96KHz/24Bits が可能なようですが、入手先を見つけられませんでした。
USBオーディオの標準デバイスとして、192KHz/24Bitsをサポートするのは、自分で組むしかなさそうです。(USB2.0をサポートした、デバイス
を備えた、マイクロプロセッサとFPGAが必要な感じです)

CS8416(CIRRUS LOGIC)
※PCM2704はアナログ出力の他に、S/PDIF信号も出力します、CS8416は、その信号をデコードして、D/Aコンバーターに必要なクロックと、データ信号を出力します、PLL回路や、オーバーサンプリングに必要なロジックも内蔵していて、最大192KHz、24ビットを扱え、外付け部品も少ない優れものです。
S/PDIF入力は、何系統かありますから、USB、光、COXIALなどを備えて切り替えが出来れば、D/Aコンバーター付きヘッドホンアンプとして使えます。

PCM1798(BURR-BROWN/TEXAS INSTRUMENTS)
※バーブラウン社は、デジタルオーディオ関係のデバイスの製造で有名な会社ですが、今はTIの傘下となっています。
このD/Aコンバーターは、192KHzのサンプリングで24ビット出力が可能な物です、ファミリーとして、さらに高性能なPCM1794と言う、最高ランクのD/Aがあり、マニアの間では、それを使うのが一般的のようですが、コストが倍以上しますし、PCM1794の性能を引き出すには、周辺回路にもかなりコストをかけないと、意味が無いので、今回は見送る事としました、データシートを読む限り、このデバイスでも、相当優れた性能を出せる事がわかります。

OPA2604(BURR-BROWN/TEXAS INSTRUMENTS)
このOP-AMPも、バーブラウン製です、高速、ローノイズ、低歪の高性能アンプです、スルーレートがなんと25V/usもあります。
秋月で300円ですが、それを調べる前にDigiKeyで370円で沢山買ってしまいました・・・(かなり痛いです・・)

TPA6120(TEXAS INSTRUMENTS)
ヘッドホンアンプは、まともな物を作ろうと思うと、意外と難しいです、色々と各社からICは出ていますが、どれもこれも、チープな物ばかりで、「本物」がありません、「ベスト」は、ディスクリートで組むべきでしょうが、スペースとコストを考えると、それも無理です、そんな時、見つけました、良さそうなのが・・
電流帰還型で超高速(1600V/us)、非常に大きなドライブ能力(低インピーダンス)、低ノイズ、オフセット電圧も小さく、+-両電源なので、カップリングコンデンサも必要ありません。
値段も600円程度と、まさに理想的。

これら部品と諸々で合計で5000円程度。

続く~

SH7125 モータードライバー試作に向けて・・・

ちょっと前からブラシレスモーターのドライバーを実験している、以前(何十年前)に大学時代マイクロマウスをやっていた頃、DCサーボモーターの制御回路を作った事があり(全てアナログ回路)その時の知識が未だに大体使えるが、三相モーターの制御はDCモーターより複雑で、ある程度の精度で、一定速度の運転をするくらいならそこそこ簡単だが、速度とトルクを高精度で、しかもデジタル制御するには、色々と新規に開拓する事も多い。
まぁ、とは言っても、昔のように1MHzで動く8ビットマイコン(6502)とかでやっていた頃とは雲泥の性能差があり、コストも安く、デバイスの入手も楽になった為、昔のような苦労は少ない。

今回の仕事、電動バイク用のコントローラーや電源管理など、全体のパッケージの開発依頼があり、開発費はもらえないが、趣味の延長とこれから色々応用も出来そうと思って勉強のつもりでとりかかった。

最初に、AVRで 簡単な実験を行って、ブラシレスモーターの「肝」を「触り」だけ実験してみた、とりあえず、回転する事は出来たので、本格的に汎用性のあるドライブ回路を実験する為、部品集めと試作回路など作り始めた。

↑ATTINY861 を使った実験回路、手持ちの貧相な部品で作った為、パワーMOS-FETが死んでしまい、もう使えない・・・


↑ラジコン飛行機用のブラシレスモーター、安いし実験には便利!
※クワッドローターのヘリコプターを作ろうと思って4個も購入したww

最初は専用コントローラーを使う事を考えて、部品を探したが、擬似的な正弦波による制御チップがほとんどで、「回すだけなら」出来るが本格的なベクトル制御には向かないものが殆どだった。
ATTINY861も、PWMが3チャネルあるとか、デッドタイムの設定が可能とか、PLLを使って高いPWM周波数が可能だとか、ブラシレスモーターを意識した構成なのだが、ちょっと物足りない、そこで、色々探したらSH7125が適格である事が判った、50MHzで動き(実質的には40MHz)積和演算も高速だし、三相モーターに必要なPWMの構成も出来る。
※以前に秋月で買っていたので、早速テストしてみる・・・

で、早速実験し始めたのだが・・・
※SH2は、以前にSH2Aのデータロガーで KPIT の gcc 環境を使っている為、これを利用すれば簡単と思っていたが、意外と手こずってる・・・

・フラッシュROMの書き換え回数が100回まで保障 ---> 少なすぎて、実用的では無い。

そこで、WEBをグルグルしてたら、デバッグ・モニターを公開しているサイトがあったので早速ダウンロードして、書き込み使ってみる。
RAM用にプログラムを作り、動かしてみるが思った通りに動かない・・・

・まず最初に引っかかったのが、「gccアセンブラ」
gccのオプションでSH2のタイプを指定しているが(-m2)これで指定しても、アセンブラレベルでは、SH2に無いニーモニックも普通にアセンブル出来てしまい(エラーが出ない)、結果、未定義命令で止まる・・・
これに気が付くまでに数時間かかった、上記のデバッガー、逆アセンブラで気が付いた。
mov.l r0,@r1+
↑この命令(ディストネーションのオートインクリメント)はSH2には無い・・・
mov.l r0,@r1
add #4,r1
にする事で回避、要は、gccの場合、アセンブラソースは極力使わないようにした方が無難なようだが、これは仕様では無くバグなのかもしれない・・・

次にはまったのは、デバッガーのバグ・・・
モトローラーのSフォーマットを食わせるのだが、ケツのデータがダウンロードされていない事が判明・・・
ホスト側のプログラム(objload.c)を見ると、Sフォーマットの最大アドレスを見つける部分に問題があるようで、そこを修正。

ついでに、逆アセンブラで、PC相対でデータを取得する部分、ワードアクセスでもロングでデータを持ってきているようなので、そこも修正、右に表示される取得データがワードアクセス命令でも正しく表示されるようになった。
※これらの修正は作者のゲストブックにコメントをしておいた。

次にタイマー割り込みを使う作ってみたが、思った通りに動作しない、とりあえず、ポーリングで動かしてみるが、全く駄目・・・
こんな簡単な部分で???
良く良くハードウェアーマニュアルを観ると・・・、初期状態では、クロックが供給されない設定のようだ・・・、これを設定、ポーリングでは動作するようになった、でも割り込みでは動作しない、割り込みを「許可」にした途端、何か別の割り込みが動いているようでそこで止まる・・・
現状ではここまで、まだまだ遠いなぁ・・・

なんでこんなとこでハマるのか・・・
まだまだ精進が必要だ・・・

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最近、ARMの元気が良すぎる~
SHは昔から随分お世話になっている、SH3でボードを起こした事もある、それに純国産のRISCで、光っている部分も多いと思う、でもビジネスはとことんだらしない・・・、あれだけ良い部分を持っていてもARMの数の力に段々弱っている感じが観てとれる・・

開発環境もかなり弱い。
一応登録すればフリーなツールが入手出来るが(KPITのgcc)、何で登録制なのだろうか?
これでは厳密にはフリーでは無い、そしてgccもSH版はメンテナンスをしていないのではないのか・・、ルネサスはSH専用のコンパイラを外販しているが、価格が高く、オプティマイズの性能が良くても、使う気になれない(コスト比を考えると使えない)、gccとは桁違いに性能が良いようである、また、KPITのエクリプスにしろ統合環境ベースでプログラムを作ると、専用のランタイムライブラリーが勝手にリンクされてしまうし、コマンドラインでmakeとgcc、emacsで作りたいのに、それを阻害するしで、自分の好みの環境が提供されていない。
ARM だと、gccを使って幸せになれるツールチェインが沢山あるし、C++もboostも問題無く使える、しかし、SHではどうか?

そもそも、組み込み用で、gcc以外のコンパイラでまともにC++のソースコードをコンパイル出来る物はほんの一握りでしか無い事を考えると、一部のベンチマークで性能が良くても買う気にはなれないし、性能を出したければ、アセンブラで最適化すれば良いだけの話だと思える。
デバイスの値段もARMはもの凄く安くなっているし、種類も爆発的に多いし、こんな調子で、生き延びていけるのだろうかSH・・

オープンソースのEDAツールKiCAD

データロガーのソフトの完成度が上がってくると、ハードも整理して、プリント基板製作の準備も進めなければならないー

以前(10年以上も昔)には、EDAツールとして、アドバンストスケマティックを使っていた、それに、数十万円の投資も行った事がある。
※オートルーターとしてNuroRoutoも導入していた。
現在OSがWindows7になり(OS-X)、以前に買ったこのツールも動作させる事が難しい(無理やりインストールしても動かない)、とはいえ、Windows2000(NT4.0)をインストしたマシンを起こして、それにインストして使うのもそれはそれで大変だし、このプロテルのツール、自分のバージョンはバグだらけで、不安定、かなり神経をすり減らす代物だった、今更高いお金を払ってバージョンアップする気もおきない(基板を作る仕事が減った事も要因)。

そこで、オープンソースとかフリーで使えるEDAのツールを色々試して評価していた。

google 先生に聞いた色々なリンクを巡り、日本語の説明や解説を読み、本家のページから最新版をダウンロードして、ちょこちょこ試してみたが・・・
なかなか「ベスト」な選択が見つからないでいた。

※プロテルで養ったワークフローを元に、以下のような目安をポイントとしていた。
(1)回路図(スケマティック)とPCB(基板のトラック編集)、部品管理などが一貫している事
(2)バックアノテーションが出来る事(PCBで追加したトラックなどを回路に反映させる機能)
※これは、まぁ無くても・・
(3)オートルーターがある事
※できれば・・
(4)ミリ系の部品とインチ系の部品を上手く扱える事
(5)基板の大きさに制限が無い事(少ない事)
(6)4層基板程度までは出来る事(6層とかならさらに良い)
(7)デザインルールチェックが出来る事
(8)ガーバーデータ(フォトプロッタの為の描画命令コード)、ネットリスト、部品リストなど、基板屋さんが受け付けてくれるデータを出せる事
(9)フリーで使える
(10)バグフィックスとバージョンアップに期待ができる

かなり要求があるが、今は、こんな要求に答えてくれるソフトが入手できる(良い時代だ)

結果としてKiCADがもっとも良い選択なのではと思った。

だけど、「先人」たちも熟慮したであろう「どれが一番良いの?」を、一応これからEDAを始める人への参照として、他のソフトの評価などを書き添えておきたい。(断っておきますが、詳細に調査したわけではなく、簡単な回路を作って、少しの時間だけソフトを使っての評価なので、必ずしも適切とは言えないかもしれない事を念頭において欲しいと思います、また、評価したバージョン(時期)も重要で、時間が経って機能が追加されたりすれば操作性は変わるので、評価もおのずと違って見えます)

(1) BSch3v 「水魚堂の回路図エディタ」
・回路を描くには、申し分ないアプリで、使い方を見なくても、マウスをつっいていれば使い方が何とか判るような感じ、メニューとかも日本語なのでとっつきやすい。
・PCBのエディターもあるようだが、使っていない(オートルーターとかは無いようだ)
・ネットリストは出るので、PCBだけは別ツールで行うのもパスとしては「アリ」かもしれない。
・Windows版が主流だが、移植版もあるようだ
・オープンソースでGPL

(2)EAGLE Light
・これはフリーでは無いが、大きさなど制限された「ライト」版をフリーで使えるもの、小規模なPCBしか作らないのであれば、これも選択枠としてはアリかもしれない、当然ライセンスを買って無制限バージョンを使う事もアリかもしれないが(数百ドル~、趣味のレベルでこのコストを払えるか疑問)・・
・さすがに、売っているだけはあり、大変良く作ってあり、機能も豊富で、これだけの機能があればかなり大きな物でも困る事は少ないと思える。
・EAGLE Light に慣れ、もっと大きな規模に移りたいと思った場合に、今までのノウハウを捨てて、別ソフトに移行するのか、無制限版を買うのかなど考えると、良く出来ていてもうかつに手を出さない方が良いと思える。(自分の考え)
・Lightで痛いのは回路図が「1枚」だけしか使えない点

(3)TinyCADFreePCB
・日本語の説明やメニューを日本語にするなど、多くのリンクがあり、日本では、かなり多くの人が使っている感じで、HowToも豊富な感じ
・ともにフリーで使え、制限もほぼ無いが、FreePCBにはオートルーターの機能は無い
・別々のソフトなので、「連携」は少し弱いかもしれない
・操作性もある程度スッキリしていて、違和感も少なく、少し慣れれば、問題なく使いこなせると思われる。
・Windows版、オープンソースでGPL

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そしてダークホースのKiCADなのだが・・・

日本語での解説も少なく、評価している記事も割と古い版の物だった、最初ダウンロードして起動してみたが、そもそも回路図エディターすら満足に使う事が出来なかった、それで、別のソフトの評価を行ったのだったが、全体の構成とか、機能など、捨てがたい魅力があり、再度挑戦。

「やはり、自分の最初の印象は間違った前提によるものだった」

回路図エディターで、負論理のラベルに「バー」が付けられないのがなぁとか、細かい部分でいきなり駄目だししたのだが、オープンソースでソースコードも公開されているので、気に入らなければ自分で作ればいいだけの話。
多国語対応で各国色々対応しているのだが、「日本語」リソースだけ無い?

自分の評価は「KiCad-2010-05-05-BZR2356-final」バージョンだが、(RC4だが、「KiCad-2011-01-25-BZR2754_RC4a」の版もある)
基本的な機能にアクセスするのが、「面倒」と思ったのだったが、このソフト、マウス+キーボードで両手で操作する事が前提のようだ、キーボードは機能ボタンとして働く(右ボタンでメニューを出してそれを選択する事でも出来るが・・)、それが理解できれば、かなり小気味よい操作性で、使いやすい!
部品ライブラリーの操作も、基本的な操作を覚えれば簡潔な事が判った。
※新規ライブラリーの作り方が少し独特で判らない部分であったが・・

この独特な操作性で、日本での評価が少ない(低い)のかもしれないが、考え方としてはむしろ「正統」なのだと思う、EDAは機能としては、複雑なので、機能ボタンを沢山用意して、回路図(又は部品、トラック)と機能ボタンとの間でマウスポインターを行き来するよりは、キーボードを機能ボタンとして働かせた方が断然使いやすい、ユーザーに機能とキーボードボタンの対比を覚えてもらうハードルがあるが、回転(R)、移動(M)など基本的なボタン操作だけでも覚えれば、もうそれでも十分な操作性でもある。

PCBにはオートプレース(まだ使い方が良く判らない部分がある)やオートルーターがありWEBベースのオートルーターの機能を呼び出す事も出来る(まだ試していない)し、部品とフットプリントのマネージメントを行う機能もあり、プロジェクトとして一貫した操作が出来るのが素晴らしい。

基板の3D表示(OpenGLを使う)も出来、機能満載である。

マルチプラットホーム、Linux版やOS-X版もあるようだ。(使っていないが・・)

これなら、ほぼ申し分ないと思う、これからもっと深く使って、順次評価も深くしていきたいが、とりあえず、これで出来そうな感じと印象を得た。
暇が出来たら、メニューを日本語化して、リソースを本家に送ってみたいと思う(英語のメールを書くハードルがあるけど・・)。
回路図で「バー(負論理の表記)」が付くようにするパッチも作りたい。

メディアプレイヤー

コツコツ作ってる「メディアプレイヤー」、地味にバージョンアップしている、最近のトピックは、プリファレンス(レジストリー)に対応した点、アプリケーションが終了する際に色々な状態を記憶しておくもの、当然、マルチプラットホームなので、独自に実装してある。
テキストファイルで出して、起動時読み込むだけなんだけどね・・
でも、色々と面倒だったー(難しくは無いけど、キーワードを加工したり、細かいテキスト処理を含んでいる為、面倒だったのだけど・・・

それはそれとして、少しづつアップグレードしていますので、もし、使っている人がいれば、最新版を取得して下さい。
※使ってみて、問題があればバグレポートをtwitterのアカウントにでも送って下さい。

それはそれとして、google 先生で、「Open Media Player」を検索したら、ヒットしてました、既に「名前」が使われてます・・・
うーーーん、自分のアプリは、そんな名前にしようと思ってたのに、残念です・・・
何か、ビビットな名前を考えないと駄目ですね・・・

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先日、シャープより、ガラパゴスが発表されましたー
※iPadにはSDカードのインターフェースが無く、別売りのSDカードインターフェースを使って、静止画は読み込めるものの、動画や音楽を入れて食わす事が出来ない為、ガッカリ、買う気が起りません・・・
無線経由でWEBからダウンロードして読み込ませる事は出来るようですが(アプリが対応していれば)・・

そんなこんなで、多少、ガラパゴスには期待もしていたのでしたーー
ところがー、「メディアタブレット」と唄っておきながら、AV Watchの記事によると、「なお、microSDカードに収めた音楽や動画を再生する機能は備えていない。」となってます!
えーーーーーーーーーーーー、うそーーーーーーーーーーーーー、ありえないでしょーーーーーー!!!!!!
それ、「メディアタブレット」って言えないから・・

うーーん、XMDFに埋め込まれた動画などは再生出来るので、なんらかの大人の事情が炸裂したのかもしれないけどー、あまりにもひどすぎる、使う人の利便性を完全に無視して、自分たちの利益を守る事を最優先にしたこの態度は絶対に許せません。
X68000の頃からシャープは好きなメーカーだったのに、残念でたまらない。
まぁ、どうせこんな中途半端な端末は使い方が限定されて、多くの人には見向きもされないでしょうから、いいんですけどねー

やっぱ、Androide の端末にしか活路は無いのかもー

クリエイティブから良さそうなのが出ますねぇー、値段もそれなりだし、少なくとも、ガラパゴスよりは100万倍良さそうなので、買ってみたい気もするけどー

USB キーボード/マウス切り替え機

先日買った、USB 切り替え機。

やっぱり、地雷だったようだー、まずー
・説明書には、「無線」マウスなどのドングルは非対応となってる。
※実際、試すと、まぁ、大体使えるようではあるが・・・

・PCが待機モードに入ると、ハングアップする。
※マウスキーボードを触ると、待機モードから、ログイン画面にはなるが、キーボード入力も出来ないし、マウスも動かない
※現在の回避方法として:
(1) 切り替えボタンを押して、別のPCに切り替え、もう一度戻す
(2) しばらく待つ(5秒くらい)と、USBが再接続されるみたいで、この時に、認識される
↑これで、何とか普通に使えているが、何がそんなに難しいのか問い詰めたい気分ではあるー

今までに PS2 のやつなど色々試しているが、どれもクセがあり、まともに使えたものが無い、今回も期待したものの期待外れ感が強い!

かと言って、2台のマウスとキーボードを使って切り替えて使うのも面倒だし場所を取るしで、まぁ、2000円くらいなので、これで良しなのかもしれないけど・・・

マウス壊れた感じ

今まで使ってた、VX-R の動作が怪しい・・・
クリックしても反応が無かったり、妙なトラッキングしたり・・
マウスは消耗品なので仕方無いけど・・

それで、単に「寿命」と思って、新規に購入する事を真っ先に考えたのだが、VX-R の場合、3年保証となっている・・、でも、保障書の類とかは処分してしまって無い・・・
これは、確かビックカメラで買った物だけど、3年は過ぎたと思う。
痛いのは、1年くらい前からスクロールホイールの調子が悪くなった、その時修理に出していれば、「無料」だったハズ。
でも、もう後の祭り、新規に買うしか無い・・・

そんで、次のは何にしようかと色々探したが、結局、同じメーカー製にしようと思う、今度は保障書とかちゃんと保管する!
アマゾンで買えば、履歴も残るので安心!
※今度のも3年保証。

最近、Bluetooth のマウスをノート用に使う事が多いのだが、自宅作業用には、向かない、何故かと言うと、Mac-mini と Windows の平行開発が多いから、それで、USB の切り替え機を使う事を考えると、Bluetooth ではペアリングの関係から、2台の PC で同時に使う事が出来ない。

そこで、通常の無線方式を使ったマウスを使う事になる。

切り替え機は、もうすぐ発売のやつを購入予定。
※今までは、2台のキーボードと2台のマウスでやっていたが、面倒なので、切り替え機を導入する事としたが、果たして、まぁ人柱ですな(笑)

温度差は仕方ないが・・

先日、バイク関係の宴会があり参加した。
その時、何かの拍子で、自分がボーカロイドに入れ込んでいる話題になり、「何で2次元のアニメとか、そんなに入れ込んでるのかさっぱり判らない、AKB48 の方がイイ的な」まぁニュアンスは

そんな感じ・・

まぁ、今までにこんな「痛い」話はいくらでもあったし、自分は、その近くの分野、ストライクゾーンで仕事して収入を得ていたりするんで、そんな事気にしてる場合じゃないのだが・・
割と近場の中(しかも自分より相当若いのに)にまだ、こんな頭の固いやつがいるのかと正直思ったりもしたが、現状は受け入れなければならない。
※まぁ人はそれぞれだし、色んな考え方や趣向がありますからね・・

でも、一応、ボーカロイドのムーブメントについて考えをまとめてみた。
※初音ミクは確かに「可愛い」だけど、そんな上っ面の事はどうどもいい、要は中身の話をしたいのよ。

まず前提として、この新技術はまだ始まったばかりで発展途上にある、これから技術が進歩すると、「ボーカロイド的」な部分は消え失せ、生身の人間との区別は無くなってしまう。(ダブルブラインドテストなどで生身の人間か、ボーカロイドなのか判断が出来なくなる)
逆に、生身の人間では不可能な領域が発展して、済み分けも起こると思われる。(生身の人間には、マシンに無い良さがある、説明するまでも無い)
「初音ミク、リン、レン、ルカ」は、開発元の戦略(商売)で決められたキャラクター性を魅せているにすぎず、見た目でしか判断できない人々には、それが「お宅」を連想させる為に毛嫌いしてるにすぎない。
※何故、その裏で起こっている事に考えが及ばないのだろうか・・
AKB48 はもちろん生身の人間ではあるが、アイドルに変わりはなく、実態が無い「初音ミク」とそんなに大きな違いは無い、もちろん「初音ミク」には実態が無い為、現在の技術では活動には制限があるが・・
仮に「初音ミク」の見た目が、生身の人間に近い(等身や髪の毛の色、肌の質感などなど)キャラクターで、しばらくの間、機械である事が伏せられていたらどうなっただろうか・・・

現在のボーカロイドの真骨頂は、実際には存在しない2次元的キャラクターの色を濃く出しているにもかかわらず、身近な存在として定着してる部分だと思われる。
それは、作詞と作曲、プロデュースをしている人の功績が大きく、ProjectDIVAの存在も大きい。
この辺り、商売として上手く成立している。

では、核となる音楽性に話題を移そう。

ボーカロイドが商業ラインの音楽と異なる最大の部分は、「売り方」だと思われる。
商業ラインでは、キャラクターがあり、テクニックがある程度あれば、商売として成り立つようになっている、その為、キャラクター性のあるアーティストの発掘と教育にかなり力を注いでいる。
それでも、宣伝をして、「売れる」「売れない」は博打に等しいとも言えるだろうか・・

ボーカロイドは、発売元が創ったキャラクター性を壊さなければ、誰でも(ボーカロイドのソフトを買ったユーザーに対して)二次創作ができて自分の作品を気軽に発表できる。
ニコニコ動画や YouTube など発表できる場も用意されている。
その中で、特に「支持」を受けた作品だけが、メジャーデビューする事もできる「力学」に則って動いている、これは、世界でも初めての試みではないだろうかー

今までのメジャーアーティストが辿って来たプロセスと全く違う。

しかも、作詞、作曲が出来、DTM の知識と少しの機材があれば誰でもプロデューサーになれる為、非常に多くの人がこの壮大なプロジェクトに参加している、曲のスタイルに幅があり、次から次へと新曲が発表されるので、リスナーを飽きさせない。

メジャーのアーティストやプロデューサーも、現在のムーブメントにかなり危機感を持っている人もいるし、所詮「マシン」、生身の人間には勝てないと思ってる人もいるだろう。
逆に、メジャーの物量とノウハウを生かして、このジャンルにフォーカスを合わせてくるところも出てくるかもしれない。

この先、「音楽性の追求」からどんな作品が生み出されるのか、楽しみでならない~♪

もうしばらく、このムーブメントに注力しようと思ったりしてー

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PS: 最近 DTM の勉強を少しづつしてます。

本物のアイドル(偶像)

今年の(2010年)3月9日に「ミクの日感謝祭 39's Giving Day Project DIVA presents 初音ミク・ソロコンサート~こんばんは、初音ミクです。~」と題して、ボーカロイドのコンサート
が開催された。
ニュースでも取り上げられ、話題となったがー

最近、そのブルーレイが発売されて、また、話題となった、一時品薄になるなど、ジャンルとしては特殊な部類に入るディスクが売上でも、かなり好調を示した。
店頭で、デモを観たら、ボーカロイドにそれほど興味が無くても、興味をそそられて、「買ってみよう」と思ってしまうのでは無いだろうか?

Project DIVA は、セガが PSP 向けに製作した、「音」ゲーではあるが、ニコニコ動画や YouTube で人気になった楽曲を使い、セガのゲーム的センスを融合させた物で、手抜かりなく、魅せる要素を封じ込め、幅広い年齢層、性別に請求した意欲作である。
ボーカロイドのキャラクター性を引き出す工夫や仕掛けも随所にちりばめれているのが好感が持て、ゲームとしてとても良く練られている。
3DCG でリアルタイムにレンダリングされた画像は、PSPの描画能力の限界からくる制約があるが、パフォーマーをモーションキャプチャーしたダンスは洗練されていて、一見の価値がある。
そこから派生した、Project DIVA アーケード版も、非常に高い人気がある、ゲーセンで女子が楽しそうに遊ぶのが印象的、暴力的表現や攻撃的なゲームとは全く違う楽しさを刺激するジャンル、それと、ハードウェアーの制限ある PSP とは違い、レンダリングの品質も高度に高めれている。

セガは、Project DIVA で培ったエンジニアリングを、コンサートでも生かせると考えても不思議では無い。

ボーカロイドには実態は無く、その意味では、完璧なアイドルと言う事ができる。
完璧な歌と楽曲、洗練されたダンス、百戦錬磨のスタジオミュージシャン、そして等身大 3DCG のレンダリングが合成されると、ケミストリーがスパークするのを感じた。

初音ミクのかわいらしさは健在で、ボーカロイドとして歌わせた場合に難しいとされる「巡音ルカ」の楽曲とダンスパフォーマンスが合わさった時の優雅な立ち振る舞いも印象に残った、131分間、楽しませてもらいました。

こんなことなら、観に行けばと後悔してます。