自転車用LEDライト

最近売られているライトは、ほとんどが LED の物になっています。

1000円も出せば、LED のライトが購入できますけどー、そこはやっぱり自分の欲しい機能が無いので創るしかありません。

リニアテクノロジーの白色LED用ドライバーICとしてLTC3490があります。
電池1本~2本の電圧を昇圧して白色LEDに必要な電圧を得る事ができ、1Wクラスに必要な350mAを得る事が出来ます。
内部は同期整流式となっていて、スイッチング周波数も高いので、外部インダクターに小型の物を使えます。

ストロベリーリナックスでも完成モジュールとして扱っているようですが、自分は、扱いが始まる以前に、リニアテクノロジーから30個程調達していました。

白色LEDは、350mAで100ルーメンとゆー、明るさがでるCREEのデバイスを使います。
CREE XLamp XR-E WH-Q4

凄く昔に、自転車用のライトとして購入した(一応ハロゲンランプ仕様)「CATEYE」のケースなどを利用して、そこに組み込みました。
※電池4本仕様だったので、エネループ二本仕様にして、空いたとこにドライバーを組み込んでいる。
LEDライト全体

最近の流行りは、やっぱ「点滅」です、電池も長持ちするし、目立つので、良いと思います。
点滅回路の制御には、AVRのATiny2313Vを使っています。
タイマーIC555なんかより、マイコンを使った方が簡単で柔軟で、しかも安いとこが凄い気がします、しかもプログラムはC言語を使って、gccを使えます、何とも良い時代です(笑)

LED は350mAとか流すと、かなり発熱する為、銅版を切り貼りして、放熱器を付けています。
LED 放熱器

LTC3490には、バッテリーの電圧が低下した場合のロックアウト機構が付いています、プログラムでは、この端子を確認して、電池の交換(充電)を知らせるようにしています。
※1秒間隔、デューティー5%の点滅
※通常は0.3秒間隔、デューティー30%の点滅

「CATEYE」の電源スイッチは2段になっていて、明るさを二段に変えられたのですが(驚いた事にチョッパーの電子回路が入っていた)、これを取り去り、このSWの切り替えを利用して、点滅モードを切り替えるようにしています。
※別途モード切り替えのスイッチを設けても良いのですけどね・・

今回作ったモードは4つ:
・常時点灯
・点滅
・3点バースト点滅
・5点バースト点滅
モードSWを切り替えする度に、4つのモードが切り替わります、AVRには小容量のEEPROMがありますので、モード切り替えが4秒程ホールドしたら、そのモードをEEPROMに記憶して、次回電源が入った時はそのモードで起動するようにしています。

LEDライト全体

ドライバークローズアップ

ソースコードとコンパイル済みバイナリー
※flicker