OS-X 用に R8C 用 gcc もビルド出来た事だし、フラュシュライターを実装する事にした。
これが出来れば、MacBook などで R8C の開発が全て完結する〜
R8C/M120AN、R8C/M110AN の場合、mode 端子を Low にしてリセットをかけると、ブートモードになり
シリアル通信で、コマンドとデータを送る事で、内部フラッシュメモリーをプログラミング出来る。
尚、ライターは簡単に自作出来るが、出来合いもあり、これがお勧めかも・・
R8C/M12A ライタ&LEDキット【MR8C-TRM】
通信プロトコルは、以下のリンクから資料を取得した。
R8C/1x、2xシリーズ 標準シリアル入出力モードプロトコル仕様書
R8C/Mxシリーズ、LAxAグループ 標準シリアル入出力モードプロトコル仕様書
最初のハードルは、OS−Xって、どうやって「シリアル通信」すんの?
だった、でも、ちょっと調べたら、どうやらPOSIX準拠のシリアル通信APIをサポートしており、要はLinuxと同じ
コードで、大丈夫のようだったー、これは、MinGWでもサポートしているようなので、簡単にマルチプラットホーム
に出来るおまけ付きだ!
※ただ、デバイスファイル名は、OS依存なのだと思う。
とりあえず、FTDIのシリアルUSBブリッジを接続したら、/dev/tty*にそれらしいデバイスが認識される。
crw-rw-rw- 1 root wheel 18, 6 5 7 21:18 /dev/tty.usbserial-A600e0xq
これを使って、簡単な通信を行いテストすると、普通に動作する〜
「rs232c_io.hpp」に必要な機能を盛り込んだ〜
それではと、色々ガリガリプログラムを作成して、とりあえず、出来上がった〜
まだ機能追加中で、中途半端な状態ではあるけれども、一応動作しているようだ。
GitHubで公開している。
仕様的には、千秋ゼミで公開されているr8cprogを元にしている。
※このプログラムをダウンロードするには、登録が必要。
ただ、C++ でスクラッチから組んだものなので、動作は、オリジナルとは違うので注意。
俺俺フレームワークとして、「file_io、string_utils、sjis2_utf16」など同梱している。
r8c_prog -d R5F2M120 -s 57600 -e -w -v uart_test.mot
現在は、デバイス名は無視されています。
ポートは、何も指定しないと、上記のデバイスパスが使われるようにしてあります。
また、コンパイルには boost が必要です。
Windows 環境では、テストされていません。
Msys2環境でコンパイル、実行を試しました。
※select の挙動が、OS−Xと違っていて、少し悩みましたが、とりあえず、問題無く動作するようになりました。