Arduino や ARM には、よそ見をしないで、ルネサス製マイコンのみを扱ってきたが、
最近、ようやく、面白そうなガジェットが出てきたー
ARM界隈では、コスト度外視、メーカーでなければ出来ないような評価ボードを色々
出していて、そんなのが出る度に、ARMerたちがそこに注力するとゆー構図があった。
自分は日本人なので、「日本製マイコン使え!」と言ってはいたが、中々胸を張って、
「これはイイですよと言えない」状況が続いていた。
そんな折、マルツさんのメールニュースで、「Renesas Synergy Target Board Kit」
のアナウンスがあり、ARMベースのルネサスマイコンで、興味は無いのだけど、
リンクを観に行った。
そこで、見つけてしまい、思わず購入してした。
※自分の好きなRXマイコン、120MHz動作、液晶付、など目一杯盛り込んでいて
5000円!、しかも、何かガジェットを作った場合に、コンパクトにまとめられる
ように配慮された基板サイズ。
このボード2017年11月頃に発表されていたボードのようだが、丁度仕事が忙しく
情報を漏らしていた。
このボード、海外のソフトウェアーベンダーが音頭を取り、製作したようだが、この価格
でこの内容は、コストパフォーマンスが良すぎる。
しかも、インサーネットやSDカードを後から付けられるようにもなっているし、かなり
練られた設計となっていて好感が持てる。
ボードの特徴など気がついた部分を列挙する。
・RX65Nマイコン120MHz動作
・2MBの内臓フラッシュ
・256KB+320KBのRAM
※このメモリー空間は別なので、液晶のフレームバッファで、320KBは利用不可と思う。
・インサーネット対応「N」バージョン
※物理層PHYは乗っていないが、後から乗せられるようにパターンがある!
※25MHzのクリスタルは乗っているので、PHY(LAN8720A)、パルストランス
付コネクタ(表面実装タイプ)を取り付けるだけと思う。
・エミュレーター(簡易バージョン)内蔵なので、フラッシュの書き換えや開発が容易。
・480×272ピクセル、タッチ機能付液晶付
・RX65N内に、液晶の制御と、描画エンジンなど内臓(パフォーマンスは現在不明)
・拡張コネクターや、未使用端子の取り出しランドなど多数。
・SDカード接続用パターン有り
・マイコン用3.3V電源用に、同期整流式のDC/DCコンバーター
※5Vから降圧で動作し、効率が高い(安易なシリーズレギュレーターでは無いのが凄い!)
※液晶用バックライトもDC/DCコンバーターを内臓
・USBコネクター装備(RXマイコン用と、エミュレーター用)
・モード切替用、DIPスイッチ4ビット分(1ビットはユーザー利用可能)
今は、仕事が忙しいのだが、これをベースに色々な物を作りたいと思う。
誤 内臓
正 内蔵
秋月さんで在庫切れになりましたね。
シリアルで書き込みしてませんが、、、
mac環境 rxprog make
./rx64m_protocol.hpp:49:14: error: private field ‘last_error_’ is not used
[-Werror,-Wunused-private-field]
uint8_t last_error_ = 0;
./rx64m_protocol.hpp:554:18: error: use of undeclared identifier ‘B460800’
baud_rate_ = B460800;
./rx64m_protocol.hpp:557:18: error: use of undeclared identifier ‘B500000’
baud_rate_ = B500000;
…………
rxprog は現状では、RX65Nに対応していないので、修正する必要があると思いますが、上記の不具合は直しておきます。
※RX64Mのプロトコルと微妙に異なる部分があるので、新規にプロトコルを実装する必要があると思います。
また、RX65N Envision Kit では、シリアルのブートモードで接続する端子を出す必要があると思います。(E1 Debugger Header として出ているようですが、液晶のフラットケーブルを外さないとアクセス出来ません。)
MD
P30/RXD1(145/144/100ピン版)
P26/TXD1(145/144/100ピン版)
https://www.chip1stop.com/product/detail?partId=RENE-0072480&mpn=RTK5RX65N2C00000BR
何故か、ここだと¥4050、凄く安い・・