FreeRTOS を本格的に運用する目処がたったので、まず、FatFs を最新版にした。
以前は、「ff12b」を使っていた。
今回「ff13c」に移行した。
意外と大きく変更になっている。
・ファイル名やパスが整理された。
・ヘッダー定義名やマクロ名などが、吟味され、より良くなった。
※マクロ名など、他のシステムと「当たらない」ように修正されたようだ。
・ファイルパスの文字コードがより洗練されて扱いやすくなった。
※ファイルのパスコードで、以前は、CP932 か、UTF-16 しか選べなかったが、UTF-8 も使えるようになった。
・排他制御用をやりやすいように変更があったようだ。
※lock、unlock などの関数コールが追加され、FreeRTOSと親和性が高い。
・一部、API が廃止になり、新しい API になった。
※日本だけなら、コードページ932だけで良いが、世界中で使っているので、その辺りを柔軟に改良したようだ。
などなど、細かく色々修正されている。
えるむ/ChaN さんのこのプロジェクトは世界中の人が使っている。
本当に素晴らしく、高機能なもので、今でも、少しづつ改良されているのには驚くばかりで、本当に頭が下がる。
FreeRTOS のような RTOS では、複数のタスクから、ファイル操作が出来ないとならないので、ドライバーの出来は、性能に直接影響するので、現在のソフト転送は改良する必要性がある。
ただ、難しい部分でもあり、性能を上げるのは簡単ではなさそうだ・・・
-----
とりあえず、github の FatFs を使っているアプリを全て修正し、master ブランチにマージしてある。