32ビット160円のRXマイコンRX140のテスト

160円マイコン

RX140 は、RX100 シリーズ中で唯一の RXv2 コアを採用するマイコンで、単精度浮動小数点演算命令を実行出来る。
この価格帯で、このような高性能マイコンがあるのに少々ビックリした。
詳細は、Qiitaで述べている。

8/16 ビットマイコン(RL78 など)の代替えにベストな選択だと思える。


ROM は 64K、RAM は 16K

容量的には、多少物足りないが、100円 マイコン R8C/M120AN に比べて、大きなアドバンテージがある。
データフラッシュも 4K 内臓するのはありがたい。
RX マイコンは 32ビットだが、CISC 系なので、オブジェクト効率が高く、R8C や RL78 より効率が高い場合もあり、バンクを意識しなくても良いのと、FPU を内蔵するので、ソフトの制作では、非常に助かると思える。


オーバークロック耐性は低い

この CPU は最大 48MHz 動作と、低めの CPU だが、1.8V から動作する。
その仕様のせいなのか、オーバークロックの耐性は低いようだ。
実験した範囲では、60MHz で動作しなくなり、54MHz も一応動作するが、少し怪しい・・

まぁ、48MHz でも十分な性能があると思う。


基板を作りたい

以前から、組み込みマイコンの C++ 勉強会を開きたいと思っており、その場合の教材として良いと思う。
R8C/M120AN では、多少トリッキーな部分もあり、入門用に勧められない部分もあるが、RX140 なら現行品でもあり、機能も十分なので、「お勧め」出来る。
ただ、QFP パッケージでは、扱い難いので、簡単な基板を作りたいと思っている。


USB シリアル

ただの DIP への変換基板だと、フラッシュ書き換え時、USB シリアルを用意する必要がある。
そこで、最低でも、USB シリアルは載せておこうと思い、以前に使った、CP2102N を採用しようと思ったのだが・・・
最近、このデバイスのデリバリーを調べたら、単価が爆上がりしていた。
これでは、採用が難しい・・・
仕方なく、安価な、CH340 を使ってみる事にした。


まとめ

中々気力が沸かなくて、基板の制作は停滞しているけど、今度はちゃんと作ろうと思う。
出来たら、領府しようと思っている。

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