C++11 では標準ライブラリーでスレッド関係の API が用意されている。
future テンプレートクラスは、お手軽に、平行処理で結果を受け取る方法としてコンビニエンスなやり方だ。
std::string task_(const std::string in) { std::string text; // 何かの処理・・・ return text; } std::string in; std::future<std::string> f = std::async(std::launch::async, task_, in);
こんな感じで、簡単に実行委譲が出来る。
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最近、俺俺フレームワーク内で、音楽ファイルのタグ情報を future を使って取得する実装を書いた。
しかしながら、思ったようには動作せず、色々調べたり、実験を行った。
結論を言うと、これは、OS-X、clang の C++11 ライブラリーに起因した問題のように思う。
症状としては:
・メインプログラムから、future を使って、タスクを起動しても、メインプログラムが全然軽くならない・・・
※ future で起動したタスクは、メインプログラムの負荷として加算される感じ。
・フラグがあって、それで「別スレッド」を指定してもだ・・( std::async::lanuch )
※ Android でも試したが、そもそも「別スレッド」を指定出来ない(コンパイルエラーとなる)ので、これは正しい動作なのかもしれない。
※これは clang3.4 で使っているライブラリーの問題なのかもしれないが、情報は探せなかった。
※ Windows の gcc や clang では、C++11 thread API 関係が実装されていない事と何か関係がありそうだー
結局、pthread を使って、やりたい事は出来たのだが、「future 便利だー」って盛り上がってたのに・・
何ともかんとも・・・
※ C++11 にも thread 関係があるのだけど、future で懲りたので、あえて、pthread を使った、pthread でもそんなに複雑化せずに平行処理を書ける。
ただし、future を使った場合と比べると実装量は増えるが、厳密な処理負荷は、少ないだろう。
もうしばらくしたら、C++11 の thread を本格運用して試す事とする・・
※石橋を叩いて渡る〜